名古屋芸術大学・碧南市芸術文化ホール共催 「トーンマイスターワークショップ 2019 」
2019年5月12日(日) 「トーンマイスターワークショップ 2019」を碧南エメラルドホールで開催いたします。
名古屋芸術大学 サウンドメディアコースでは、「音楽制作」「録音」「音響」 の 3つの分野を教育の柱とし、クリエーターやエンジニアの育成をしています。録音教育の分野では、ドイツの音楽大学で長年行なわれているトーンマイスター育成の教育プログラムに着目し、2007年よりこれまで5回にわたり、ドイツからトーンマイスターを招き、本来ベールにつつまれていることがほとんどであるクラシック音楽の録音を学ぶワークショップを行ってきました。6回目となる今回は、ベルリンより、フローリアン・B・シュミット氏を特別客員教授として招き、氏と共に活動するトーンマイスター、アキ・マトゥッシュ氏を通訳に迎え、録音にふさわしいアコースティックを持つ碧南エメラルドホールにて開催いたします。
演奏は、アンサンブルノマド主宰で、日本を代表するギター奏者、佐藤紀雄氏と山下俊輔氏を招き、現代音楽のギターソロ作品とロマン派楽曲のギターデュオアレンジ作品の録音を実際に行いながら、どのようにレコーディングを組織し「音楽にふさわしい録音を行うか」をテーマにワークショップを行います。
本ワークショップは本学学生が受講する講座ですが、録音関係の業務に従事している方や、それらを目指す方、録音作業や録音に興味のある方、また演奏者の方にもご参加いただくことができるように公開講座といたしました。有償となりますが参加ご希望の方は、以下の手順で、4月20日までにお申し込みください。定員になり次第、受付を終了させて頂きます。
|
名古屋芸術大学 特別客員教授 トーンマイスター フローリアン・ B・シュミット Dipl.-Tonmeister, Guest Prof.Florian B. Schmidt
1968年ドイツ・カールスルーエ生まれ。1996年ベルリン芸術大学にてディプロム・トーンマイスターを取得。フリーランスのトーンマイスターとして20年以上の経験を持ち、特にドイツ公共ラジオ ドイチュラントフンク・クルトゥーアのコンサート中継や、放送局と外部レーベルとのコ・プロダクションによる原盤制作のプロデューサーとして活躍している。また、2014年に、アキ•マトゥッシュ氏と録音制作会社 Pegasus Musikproduktionを共同設立し、Sony、Accentus、Harmonia Mundi Franceなどのレーベルの録音を担当している。これまでに、ベルリン放送交響楽団、ベルリンドイツ交響楽団、ベルリンRIAS室内合唱団、べルリン放送コーラス、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、トーンキュンストラー管弦楽団、ドレスデン室内合唱団などと、さまざまなジャンルや時代を網羅する録音作品を制作しており、国内外において数々の賞を受賞している。また、2017年度 ベルリン芸術大学(UdK)トーンマイスターコースの講師として、UdKオーケストラのインターネットライブ中継のプロジェクトを指導している。(氏が担当したレコーディングレポート1 2) |
|
通訳 トーンマイスター アキ•マトゥッシュ
Interpreter, Dipl.-Tonmeister Aki Matusch
1983年ドイツ・フライブルク生まれ。ドイツ人の声楽家の父と日本人のピアニストの母を持つ日独ハーフのトーンマイスター。2011年ベルリン芸術大学にてディプロム・トーンマイスターを取得。2014年、フローリアン・B・シュミット氏とともに、録音制作会社、ベガサスミュージックプロダクションを運営し、各種レーベルの原盤制作においてバランスエンジニアを担当している。また、2019年からは、ドイツ公共ラジオドイチュラントフンク・クルトゥーアで、中継のテクニカルエンジニアも担当するなど、放送中継の分野でも活動している。これまでに、ベルリン放送交響楽団、ベルリンドイツ交響楽団、リアス室内合唱団、ドレスデン室内合唱団、トーンキュンストラー管弦楽団、ベルリン古楽アカデミー、カペッラ・アムステルダムなど様々な録音作品を制作している。 |
名古屋芸術大学・碧南市芸術文化ホール共催 「トーンマイスターワークショップ 2019 」
日 時 2019年 5月 12日(日) 10:00-18:00
場 所 愛知県碧南市 碧南エメラルドホール 〒447-0057 愛知県碧南市鶴見町1丁目70−1 TEL 0566-48-3731
内 容 ギターのCDプロダクション
録音予定楽曲 ギターのための「ノクチュルヌ」田中範康 (本学教授) (Guitar Solo)
弦楽六重奏1番より主題と変奏 ブラームス/ジュリアン・ブリーム、ジョン・ウィリアムス編曲 (Guitar Duo)
対 象 録音関係の業務に従事している方、それらを目指す方や、録音作業や録音に興味のある方、演奏者の方
受講料 5,000 円
定 員 30名 定員になり次第、受付を終了させて頂きます。
申 込 参加をご希望されます方は 5月10日までにフォームよりお申し込みください。(申込期間を延長いたしました)参加費は当日現金をご持参ください。
概 要 ・セッションレコーディングの方法とその哲学
・録音事例の紹介
・マイキングと機材について 無指向性 A-B Stereoと XY・MS・ORTFの違いについて
・セッションレコーディングとディレクションについて
・実際のセッションレコーディング
・エディティング、マスタリングについて
・まとめと質疑応答
機材協力 DAWソフトウェア : SEQUOIA(株式会社シンタックスジャパン)録音・再生ディバイス : RME(株式会社シンタックスジャパン)
マイクロフォン : DPA Microphones(ヒビノ株式会社)モニタースピーカー : Genelec(株式会社ジェネレックジャパン)
お問合わせ 名古屋芸術大学 芸術学部芸術学科 音楽領域 サウンドメディア・コンポジションコース soundmedia@nua.ac.jp